経営者が知るべき人物見極めスキル

人物見極めスキルの必要性

 

人を見極めるということは非常に難しいことです。

 

経営者ともなれば従業員だけでなく採用面接の時も

人を見極めスキルが必要になります。

 

 

ですが何をどうみれば良いのかわからない

という方も多いのではないでしょうか?

 

仮に見極めることが出来たとしても

感覚的になったり経験則であることが多いと思います。

 

 

では、どうすれば良いのでしょう。

 

 

ワンランク上の人物見極めスキル

 

 

ここでは経営者の方にワンランク上の人物の見極め方をご紹介します。

 

ポイントは自分が人の何を見ているか言葉に出来る状態にすることです。

私は大きくわけて2つの要素を見ています。

 

2つの要素とは「スキル系」と「マインド系」です。

図をご覧ください。これは人物をどう見極めるかを図にしたものです。

 

 

 

 

 

まず「スキル系」とは初対面から比較的見えやすいものです。

例えば表情が硬い、柔らかい。人見知りしやすい、しにくい。挨拶が出来る、出来ない。

知識がある、ない。パソコンが出来る、出来ない。といった内容です。

 

これらは要素としては対人スキルと知識の2つに分けられます。

 

次にマインド系です。マインド系の要素は見極めの難易度がぐっと上がり、

特にピラミッドの下に行けば行くほど難しくなります。

 

人物特徴ごとの接し方

 

 

 

 

ピラミッドの一番下にある人格や性格については

「尊重」することが何よりも大切です。

 

相手の人格や性格を変えようとするのではなく、

あなた自身が対応の仕方を変えれば良いのです。

 

とてもシンプルな例をお伝えすれば「せっかちな性格」の人には

まず結論から話すことを心がけましょう。

 

逆に「のんびり屋」の性格の人には結論を急がず待つことを心がましょう。

簡単なようですが意外と難しいので是非身近な人でお試しになってください。

 

では感情はどう扱えば良いのでしょう。

感情というのも人格や性格と同様本人ではコントロールが難しい部類に入ります。

 

スポーツ選手が「感情をコントロール」するなどというコメントを耳にしますが、

これはかなりのメンタルトレーニングを学ぶことで可能になります。

また本人の意思も相当強くなければコントロール出来ません。

 

また厄介なことに感情は無理に抑えつけようとすると

知らず知らずのうちに溜まってしまい専門用語で「心が抑圧された状態」になります。

 

そうなると過度にストレスが溜まった状態になり

予期せぬ時に爆発してしまうこともあるのです。

 

ですから相手の感情が噴出してきたときには

それをしっかり吐き出させることが必要になります。

 

 

従業員を成長させるためのポイント

 

 

 経営者として最も注意深く見極めたい「マインド系」は

自己理解・自己認知、価値観・思考という項目です。

 

なぜならこれらの項目は十分変化成長させることが可能な項目だからなのです。

 

では自己理解とはどういうことでしょうか?

これは単に自己PRが出来るということではありません。

 

性格を一言で表すこととも少し違います。

自分が究極的な場面においてどのような考え方をする傾向があるか

どのような行動に出る傾向があるかなどを客観的に理解出来ているかということです。

 

自己認知も同じようなことですが

さらに客観的に自分の課題や立場についてずれなく捉えているかどうかということです。

 

相手がどのような自己理解や自己認知をしているのか

それが周囲の見方とズレがないかどうか

採用担当者や人事担当者はしっかりと見極めるスキルを身に付ける必要があります。

 

 

従業員の成長の兆しとは

  

価値観や思考についても同様です。

ただ人の価値観や思考を変化させることは容易ではありません。

 

難しければ無理に変えようとする必要はありません。

むしろ自己理解や自己認知に介入することで

価値観や思考が変化、成長する可能性があるのでその方がお勧めです。

 

思考とは考え方の癖ともいえることです。

 

例えばキャリア系の研修や社内キャリアカウンセリングなどで

本人の自己認知に変化が生まれたとします。

 

『自分はいつも感覚的に物事を捉えようとしていた。

だから逆に人に物を伝えようとするときも

わかりにくい話し方になってしまっていた。

 

これからはロジカルシンキングのスキルを学んで

もう少し論理的に物事を捉える習慣を身に付ける必要がありそうだ。』

 

上記は自己認知が変化したことで本人の思考も変化する兆候が見えた良い例です。

 

このように人物の見極めを「スキル系」「マインド系」に分けて捉え

どの項目についてどう支援するかを考えるのがワンランク上の人物の見極め方です。

 

 

ワンランク上の人物見極めスキルを得る効果

   

お伝えしたように、このスキルは簡単には身に付きません。

大切なのは身に付けようとする意識です。

 

私は経営者は「マインド系」つまり見えない物をいかに見ようとする心がけが

とても大切であると思っています。

 

人の心は悪魔でもわからないという心理学の格言があります。

その言葉の通りそう簡単には人の心が読めるはずもありません。

 

ただ相手をわかろうとする心がけがお互いを理解することに

繋がり本当にその人に必要なサポートが出来るようになる根幹だと私は考えています。

 

そのスキルは目には見えませんが貴方の掛け替えのない財産になるに違いありません。