2代目社長が知るべき話の聴き方テクニック

話しの聴き方チェック

あなたは本当に人の話を聴けていますか?

「はい、大丈夫です」と思った方は以下の項目をチェックしてみてください。

 

□声を掛けられたら快い返事を返している

□パソコンや家事などの作業の手を止めている

□相手の目を見ている

□うなづく、相手の言葉を繰り返すなど共感を伝えている

□表情は柔らかくなっている

 

 

全部チェックが付いた方はもちろん合格ですが、

ひとつでもつかなかった方は聴き方の注意が必要です。

 

また、全部チェックが付いた方も本当に出来ているかどうか

今一度振り返ってみることをオススメします。

なぜなら出来ていると思っても意外に出来ていないことが多いからです。

 

聴くことがすべての基本

ビジネスの現場にゆくとこのようなご意見をいただくことが多くあります。

 

「聴いてばかりでは教育出来ない」

「現場では聴いてばかりいる暇はない」

「聴いてばかりでは甘やかしてしまう」

 

確かにおっしゃることは良くわかります。

私は聴いてばかりいるのが良いと言っているわけではありません。

教えることも叱ることもアドバイスすることも改善案を提案することも当然必要だと思っています。

 

ただその前に聴くことが大前提だと声を大にしてお伝えしたいのです。

 

聴くことが出来ないと相手の本音や状態を正確に把握することが出来ず、

教える内容も、叱るポイントもアドバイスの的確さも、改善案の鋭さも、

すべてが的を得ないものになってしまうからです。

 

その意味で聴くことは全ての基本だと私は思います。

 

仕事が出来るビジネスマンほど話が聴けない傾向がある

相手の話を聴くということは単純そうですが意外と難しいスキルです。

年齢を重ねれば重ねるほど、仕事が出来るビジネスマンであればあるほど

逆に出来なくなる傾向があります。

 

知識や経験の積み重ねが邪魔をするのでしょう。

私がセミナーで聴くロールプレイを行うとき

9割の社会人が出来ていないのですから驚きです。

 

普段は皆、優秀なビジネスマンばかりです。

優秀な人はとかく問題解決に走りがちです。

 

また、成功体験や逆境を切り抜けた経験も豊富なので、

ついその経験をアドバイスしようとします。

 

しかし真に優秀な経営者は

人の話を聴くスキルに長けており

カウンセリング経営者とも呼ばれます。

 

 

話を聴けないリスクは想像以上に大きい

繰り返しますがあなたは人の話が聴けていますか?

 

相手の話を聴けないリスクは想像以上に大きいと自覚してほしいと思います。

相手とは会社であれば部下であり後輩であり新人、同僚です。

プライベートであれば友人、恋人、夫婦、子供など。

 

一番怖いのは相手の不満や困惑、悩みが表面に現れずに進行してゆくことです。

「何も言わないから大丈夫。」「大丈夫と言っているから問題ない」と思っていませんか?

 

表面に現れない問題や不満にどれだけ早く気づくことが出来るか。

そのポイントは話を聴くスキルを身につけることで改善する方向に向かうことが多いのです。

 

経営者は定期的な心のメンテナンスが必要

しかし相手の話を聴くにはあなた自身の感情を落ち着かせて、

相手の話を聴ける心の状態にすることが重要です。

 

どれだけ話を聴く技術を学んでも

あなたの心が乱れていては良い話の聴き方は出来ないはずです。

 

例えば何かの怒りに満ちていたり、嫌なことがあって落ち込んでいたり、

悲しい出来事があって頭が真っ白だったり、そのような状態では

相手の話を満足に聴くことは出来ないのではないでしょうか。

 

経営者でもスポーツコーチでも一家の大黒柱でも、他の立場でも、

人間には様々なストレスや障壁、障害、転機が訪れます。

そのようなことがあっても自分をコントロール出来る術を

あなたは持っているでしょうか?

 

例えば最近の出来る経営者は自らにカウンセラーをつけて

自分自身も話を聴いてもらいながら自らを見つめなおし

コントロール出来る状態にしているようです。

 

ある人はメンターという人生の師を自ら選んで

定期的にコミュニケーションをとっていたり、

ある人は定期的に自然と戯れる時間を作ったり

人にはそれぞれ自分にあったストレスのコントロール方法があるようです。

 

いづれにしても、あなたがもし人の話をしっかり聴けるようになりたい、

そのうえで人材を育成出来る人になりたい、

様々な成果を挙げられるようになりたいと思うならば、

まず自らをコントロールし感情を落ち着かせて相手と対峙する必要があります。

 

是非、ご自分なりの方法を見つけてください。

 

聴き方には3つの段階がある

聴き方には3つの段階があります。

 

〇で聴く  〇で聴く  〇で聴く

〇にはそれぞれ違う字が入りますが何だと思いますか?

ちょっと考えてみてください。(答えは少し下にあります)

 

 

 

 

 

 

 

聴くスキルというのは奥が深い物です。

1日研修を受けただけで劇的に変わるものではありません。

でもトレーニングと日々の意識で随分変化します。

 

私がトレーニングさせていただいた優秀な男性ビジネスマンの方も

以前はとても威圧的で相手の話をさえぎって話を聞かないタイプでした。

 

しかし聴くことの大切さや意味を理解し

逆に聴けないことのリスクも理解し

トレーニングに励みました。

 

すると今では会社の周囲の方や家族までもが驚くほど

話しの聴ける人に変身出来たそうです。

 

ちょっとコツを学んだから聴き方がわかったということもないと思います。

聴き方のスキルを各所でお伝えしている私自身も試行錯誤の日々です。

 

今日の話の聴き方は本当にこれで良かったのかと自問自答が続きます。

ですが1万人以上の方の話を伺ってきた私が辿り着いたひとつの目安が上の問題の内容です。

 

上記の問題の答え : 耳で聴く 眼で聴く  心で聴く

 

この答えの意味することは以下の通りです。

 

始めは相手の話を耳で一生懸命聴こうとします。

それで精いっぱいですし、それで良いと思います。

 

聴くことに少し慣れると話を聴きながら

同時に目で相手のことを観察できるようになります。

 

つまり表情や視線、しぐさや態度などから

言葉で発することだけでなく表情やしぐさなどから発することまで

観察できるようになります。

 

これが出来るようになると

相手が本音で語っているのか

本当は何を言おうとしているのか

分かるようになります。

 

目で聴くことに慣れてくると

相手の話を心で聴けるようになります。

 

つまり感情豊かに相手の気持ちも読み取り

心から共感することが出来るようになります。

 

心で話が聴けるようになるには時間がかかるでしょう。

しかし、あなたが組織の中で人の上に立つ立場であったり

人に関わる仕事をしているならば

 

心で聴けるようになることを強く意識すべきです。

 

相手の話を聴く時に実行すべきこと

•アイコンタクト

•うなづき、あいづち

•向きと距離間

•声のトーンやペース

•否定しない

•主役は相手(話し手)

•話しすぎない

 

なんだ、そんなこと?思った方がいいるとすればそこが間違いの始まりです。

 

少なくとも私がセミナーでロールプレイを実施させていただいた多くの企業で

初めから傾聴する姿勢がほぼ出来ていた方はほとんどいませんでした。

わかっていると出来ているは大違いだということです。

 

是非、社内において簡単なロールプレイを行なって

話しの聴き方トレーニングすることをオススメします。

 

まとめ

まず日頃から本当に話が聴けているかチェックしてみましょう。

 

□声を掛けられたら快い返事を返している

□パソコンや家事などの作業の手を止めている

□相手の目を見ている

□うなづく、相手の言葉を繰り返すなど共感を伝えている

□表情は柔らかくなっている

 

仕事が出来る経営者ほど話が聴けない傾向がありますが

本当に優秀な経営者はカウンセリング経営者とも呼ばれ

話を聴くスキルに長けています。

 

相手の話をさえぎらずに最後まで話を聴ききることを意識しましょう。

相手の不満は表面化するとは限りません。

話しが聴けないリスクをしっかり認識しましょう。

 

具体的には以下のことを意識しましょう

 

•アイコンタクト

•うなづき、あいづち

•向きと距離間

•声のトーンやペース

•否定しない

•主役は相手(話し手)

•話しすぎない

 

 

何より大切なことは経営者であるご自身の心の状態を

いつもフラットにリラックスした状態に保つ努力が必要だということです。